活動紹介

地域農業ワーキングチーム

有機・自然栽培に関心がある人たちが集う「長谷さんさん農園」を舞台とし、未経験の人が農業と関わるきっかけ作りをしています。講師は、伊那市西箕輪の有機農家・瀧沢郁雄さん(草間舎)。月に1回の講座で、無農薬栽培で野菜を作る方法を実践的に学び、その様子はYoutubeチャンネルで動画配信しています。畑の虫との付き合い方、病気を抑制するための備え方、問題が発生した時の対処法など、プロの農家の知識と経験が詰まった内容です。

信州大院生・岩崎史さんによる農地調査

長谷地域の農地利用状況を明らかにし、遊休農地の活用や農業技術の継承につなげようと、岩崎史さん(信州大学大学院総合理工学研究科山岳環境科学専攻)が2019年度から、地域をくまなく歩いて農地調査を行っています。調査の結果、長谷では集落営農組合や法人が主に担っている「水稲」が全体の47%で最大。「ソバ」12%、「野菜」11%と続き、これら3つの作物だけで7割を占めていることが分かりました=円グラフ。また、長谷では2~3アールほどの区画が最も多く、その6割ほどが不作付となっているため、今後はこうした小さな農地の活用方法を考えていく必要があります。

6次産業化
ワーキングチーム

農業法人ファームはせ

長谷の農産物で作った新たな“看板商品”を開発しようと、道の駅「南アルプスむら長谷」で直売所と食事処を営む農業法人「ファームはせ」が中心となって新商品を生み出しています。

伊那市立長谷中学校

長谷中学校では、生徒たちが育てたトウガラシを原料としたラー油「長谷の太陽」を地域のイベントの際などに販売。道の駅では、在庫がなくなるほどの人気商品となっています。

農業法人Wakka Agri

農薬も肥料も使わずにコメを自然栽培している農業法人「Wakka Agri」は、玄米食用の希少品種「カミアカリ」を原料とするどぶろくや甘酒を独自の販路で海外輸出しています。

給食ワーキングチーム

学校に野菜を長年納品してきた「麦わら帽子の会」の活動を、途切れさせてはならないという思いを共にするメンバーたちで動いています。長谷中学校が受け入れ窓口となり、有志のメンバーが生産者との仲介役を引き受けて以前のような体制を維持しています。長谷で育った野菜が生産者から学校に渡るようなシステム作りをし、麦わら帽子の会が築いた“長谷の給食は長谷の人が支える”という考え方がこの先も残っていくことを目標としています。

ツアーワーキングチーム

長谷で農家民泊の受け入れをしている農家や観光施設の皆さんと連携し、都会から地方への人の流れをつくる役割を担っています。新型コロナウイルスの感染拡大のため県境を越えた人の移動が制限される中、長谷で開講している「長谷さんさん農学校」の受講申し込みは県外からも数多く寄せられています。東京や名古屋、大阪をはじめとする全国の人たちと芽生えた縁を大切にして、コロナ後を見据えたプログラムを提供していきます。

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